職人の技・信念
ふじたは位牌彫刻職人として始まり創業100有余年。
鳥取の仏壇仏具のプロフェッショナルとして伝統技術を継承してまいりました。
木地、彫刻、塗り、金箔、蒔絵、文字彫刻に文字書き。各工程を分業で行うことで、 常に一人ひとりの職人が高い技術力を保ち、お客様のご希望にお応えすることが出来ます。
日々技術の向上を目指し研究を重ねるとともに、お客様の立場で考える心を大切にしています。
木工
木材の選別、木取りから行います。
位牌、在家仏具、寺院荘厳仏具等。機械やノミ等を使用して職人がオリジナル品を中心にお造りしています。
お修理ではまずこの木工職人が現状調査(破損・劣化具合)をしてから解体・部品彫刻等を行い、次の工程の職人に受け渡します。
家紋描き
弁柄漆で文字や家紋を描いた上に本金粉や銀粉を蒔く職人。
蒔絵の本場、彦根で修業を積みました。
筆で繊細に描く手描き家紋は、とても緻密で、長くお祠りされる位牌や仏具にふさわしいと考えます。
金箔押し
1万分の1ミリの薄さの本金箔を、一枚一枚押す(貼る)職人。
金箔の本場、京都で修業を積みました。
人の髪の毛でできた刷毛で漆を均一に塗る・ふき取るを繰り返し、その上から箔を押します。
適切に湿度を加えた室(むろ)で二昼夜以上乾燥させることで剥がれにくい箔となります。
(安価品の低純度の金箔はすぐ変色するため使いません。)
文字彫刻
手彫り職人と機械彫り職人の両方がおり全て自社で施工できます。
大切なお戒名を美しく彫り上げるため常に細心の注意を払い書体や文字バランスにこだわっています。
菩提寺様ご指定の特別な文字形式がある場合には予めお客様にご提案させていただいております。
塗装ブース
木地に、下地から幾重にも漆などを塗り重ねていく職人。
塗装ブースと回転室を完備。
ヤニ止め→下地塗り→研ぎ→中塗り→研ぎ→上塗り。
品物に応じて塗り回数や工程を変えます。